Vol.20 HPVワクチン男性任意接種について
こんにちは。院長の柴田です。
さて、来年度から渋谷区では男性へのHPVワクチンへの助成が始まるようですね。
男性の場合、適応はガーダシル(4価)のみのようですが、男性もワクチンを打つ時代が来るようになるとは感無量ですね。
令和6年4月1日から
渋谷区在住の対象は小6~高1相当の男性が対象です。
当院はレディースクリニックで、女性のみでシルガード9のみとしていますが、男性にも打ってほしいという気持ちは非常に強いので、協力したい気持ちはあります。
HPVと男性不妊についてですが、
HPVの感染は、精子のDNAや運動性に影響を与える可能性を示唆されており、男性不妊の原因と言われています。HPVにかかるメリットがまるでないということですね。
ワクチンの副作用と言われた時代もあり、今もなお心配する人はいるかもしれません。
しかし何かの行動の裏には何か別の作用がついてまわるものです。これは当然と言えます。おいしいものをたくさん食べたら体重が増える。遊んだら時間がなくなる。運動したら疲れる。しかしこれらは、別の視点で言えば、おいしいものをたくさん食べたら嬉しい。おいしいものをたくさん食べたらお金が減る。遊んだら友達が増える。遊んだら楽しい。遊んだら経験値が増える。運動したら体力がつく。運動したらおなかが減る。等々、述語にはありとあらゆることをつけることができるのです。つまり、後につく述語を気にしていたら主体的に能動的に動くことができません。
行動のみが、自分の人生に結果をもたらす。他人の行動ではありません。
さて話がかなり逸れて、なんの話だったかなという感じですが、
HPVワクチンキャッチアップ接種の期限が迫っています。
お早目の行動を!