Vol.21 性器ヘルペスについて

Vol.21 性器ヘルペスについて

院長の柴田です。
陰部の違和感、ぼつぼつ、痛みの症状で多いのはヘルペスです。
口唇ヘルペスはよく聞いたことがあるかもしれませんが、性器ヘルペスというものもあります。オーラルセックスなどにより口唇ヘルペスから性器に移ってしまうこともあります。
さて、ヘルペスになったからといって、真っ先にパートナーを疑うべきではありません。
ヘルペスはいつ、もらったかわからず、遠い昔にもらったものが、発症したりぶり返したりすることもあるからです。

なので、相手探しをする必要はなく、症状がでたらきちんと治療し、症状が出ている間は性交渉はしないというのがマナーです。

治療方法は、基本的には内服薬です。5日間内服すれば症状は良くなることが多いでしょう。
しかし、中には1年間のうちに6回以上再発を繰り返す場合があり、そのような人には再発抑制療法というものを行います。それは、内服を1年間続けるものです。

なかなか1年間毎日薬を飲み続けるのは大変な部分もあるかと思います。

治験が進み、内服薬ではなく、注射1回で抑制療法が可能になる時代が来るのが待ち遠しいなと感じます。

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