Vol.33 AMH検査とは?

Vol.33 AMH検査とは?

AMH検査ご存じですか?
AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査は、卵巣内にどのくらいの卵子が残っているかを推測するための検査です。

かく言う私もAMH検査を35歳の7月に行って、0.43という年齢に比して非常に低い値だったため、不妊治療を急ぐことにしました。
不妊治療を開始し半年で妊娠することができたので、36歳で第1子を授かることができました。
AMHの値をきっかけに、行動に移せたことは非常に良かったと考えています。

AMH検査のメリット
1. 年齢に関係なく測定可能
AMHは月経周期やホルモンバランスの影響を受けにくいため、いつでも検査を受けることができます。
2. 将来の妊娠計画に役立つ
自分の卵巣予備能を知ることで、妊活の計画を立てたり、将来的に卵子凍結を検討する際の判断材料になります。
3. 不妊治療の指標になる
不妊治療を検討している方にとっては、治療法の選択や成功率の予測に役立ちます。

AMHの値には個人差がありますが、一般的な基準値は以下の通りです。
• 高値(5.0ng/mL以上) → 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の可能性がある場合も。
• 標準値(1.0~4.0ng/mL) → 一般的な卵巣予備能ですが、年齢によって異なります。
• 低値(1.0ng/mL未満) → 卵巣予備能の低下が示唆されます。
※ AMHの値が低くても妊娠ができないわけではありません。また、値が高くても必ずしも妊娠しやすいとは限りません。

AMH検査は産婦人科や不妊治療専門クリニックで受けることができます。当院では自費で6000円で検査可能です。

最近では自宅で手軽に検査できるAMH検査キットも登場しています。
当院が監修した「AMH検査キット」の詳細はこちらをご覧ください。
▶ AMH検査キット(PillMotto)
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加齢とともに卵子の数は減少していきますが、AMHの値を測定することで、卵巣予備能(卵巣に残っている卵子の数の目安)を知ることができます。

AMH検査は、自分の妊娠の可能性や将来の妊活計画を考える上で重要な指標になります。自分の体の状態を知ることで、より適切な選択ができるようになります。気になる方は、ぜひ一度検査を受けてみることをおすすめします。

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